06/20
【Wedding Report】想いを込めて選ばれたお衣装
日頃よりAuthentiqueのブログをご覧いただきましてありがとうございます。
Authentique 鎌倉の大木でございます。
本日は萬屋本店でお式を結ばれましたお客様より、素敵なお写真をいただきましたので、皆様にご紹介させていただきます。

新婦様はお母様が白無垢に綿帽子を被った結婚式のお写真をご実家で見られたことから、ご自身の結婚式でも白無垢を着たいと憧れを感じていらっしゃったそうです。
初回のお打ち合わせは、新婦様おひとりで来てくださいました。
「当日の晴れ姿をどなたに1番見せたいですか?」
そう伺った際、新婦様は
「ご家族に成長した姿をお見せしたい。
そして、新郎様のお祖父様お祖母様へ元気なうちに新郎様の晴れ姿を見てほしい。」と仰いました。
そんな新婦様にご紹介させていただいたのはこちらの白無垢。
上質な正絹の光沢が昔ながらの伝統的な奥ゆかしさを感じる白無垢です。
「相良刺繡」という技法で、一針一針手作業で丁寧に縫い上げた長寿や夫婦円満を象徴する鶴や、ご両家の縁を結ぶという意味を持つ束熨斗目が大きく着物の中に施されております。
束熨斗目 00-70049
ご家族との繋がりを大切にされている新婦様だからこそ、その意味もピッタリな白無垢をお召しいただき挙式を過ごされました。
新郎様は羽二重の紋付に仙台平の袴をお召いただきました。
こちらは、1番格式が高く門出となる結婚式にはふさわしい1着です。
披露宴入場は純真無垢の白無垢姿から、ふたつの家族がひとつになったことを表す色打掛に。
選ばれたのは上品で大人の落ち着きも感じられるクリームの色打掛です。
職人の手で施されたお花の刺繍や金駒刺繍がおふたりの結婚式を華やかに彩ります。
大きく描かれる流水文様には「幸せが永遠に続く」という意味も込められており、おふたりの幸せを祝福してくれます。
また、新婦家様のご家族は九州のご出身であり、鎌倉に足を運ぶのは初めてだったそうです。
新婦様は旅行気分で滞在を楽しんで欲しいと仰っておりました。
式場である萬屋本店の近くにも海があり、鎌倉らしさを表した柄でもございます。
ラストはウエディングドレスとタキシードでの再入場。
お選びいただいたのは、クラシカルで洗練された雰囲気があるROSA CLARA(ロサクララ)のマーメイドドレス。
ROSA CLARAはスペインのセレブ御用達で、ウェディングドレスにファッショントレンドも取り入れ、おしゃれな花嫁様に大人気のブランドです。
披露宴は、お祖父様お祖母様の家で集まっているかのようなアットホームに過ごすお時間をご希望だったご新婦様。
マーメイドドレスはスタイリッシュで大人な印象もありますが、柔らかいレース生地から女性らしさも感じることができるドレスを選ばれました。
総レースに自然光が当たることで透明感が増し、バックトレーンはドラマティックな印象も与えます。
ご新郎様はダブルボタンのクラシカルなブラックタキシード。
何着か着比べられましたが、パーティーらしさもあるダブルボタンのデザインが挙式の紋付と印象が変わることで、満場一致でご決定されました。
結婚式当日は小物もフォーマルに、足元までこだわって考えられたスタイリングになりました。
お二人とお打ち合わせを重ねるごとに、沢山ご家族のことを考えられて結婚式の準備を進めてきてくださったのが伝わりました。
コーディネーターの私に対してもフレンドリーに接してくださり、どんな人からも愛されるお二人でいらっしゃると感じております。
結婚式が結んだあと、ご新婦様からこのような温かいお言葉を頂きました。
「衣装の意味合いにこだわれたのも、母や姉の気持ちもしっかり叶えて大満足の衣装で当日を迎えられたのも、コーディネーターが大木さんだったからこそです。
昔からの友達のようにわたしの気持ち汲み取ってくれて、的確にアドバイスをくれるから頼ってばかりで、大木さんと出会えて人生の節目を迎えられたことが、私は最高に幸せです。」
和装も洋装も1着ずつ思いを込めて選んでくださり、お二人が結婚式を迎えることを私も心から楽しみにしておりました。
素敵なお二人の結婚式のお手伝いができたことをとても嬉しく思います。

お二人と、ご家族様の末永い幸せをお祈りしております。
最後までご覧いただきありがとうございました。